2023.10.05

土地管理はなぜ必要?かかる費用や管理方法も併せて解説

土地管理に必要な費用や、おすすめの管理方法についてご紹介しています。
監修者:ファイナンシャル・プランナー 大石 泉
株式会社NIE.Eカレッジ代表取締役。CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士などの資格を保有。住宅情報メディアの企画・編集などを経て独立し、現在ではライフプランやキャリアデザイン、資産形成等の研修や講座、個別コンサルティングを行っている。
https://www.izumi-ohishi.co.jp/profile.html

土地管理が必要な理由とは?

土地管理とは、所有している土地の状態を適切に維持するため、雑草や土壌、不法投棄などの管理を行うことです。空き地の管理が行き届いていないと雑草や雑木が生い茂り、近隣住民に迷惑をかけてしまい、トラブルに発展する場合もあります。さらに、放置していると近隣からの苦情だけでなく、ごみの不法投棄や駐車場として勝手に利用されてしまったりするケースもあります。
この記事では、土地を放置してしまっている方や、所持している土地をどうしたらよいのか分からないという方に向けて、土地管理にかかる費用や管理方法をご紹介します。
●「土地管理」に関するよくある質問はこちら
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土地管理にかかる費用は?

土地は保有しているだけで固定資産税や都市計画税を納税する義務があり、加えて管理費用も発生します。ここからは、これらの費用について解説していきます。

固定資産税

固定資産税は、毎年1月1日の時点で所有している土地・建物などといった不動産に対して課せられる税金のことです。固定資産税評価額をもとに算出され、以下のように計算されます。
固定資産税 = 固定資産税評価額(課税標準額) × 税率1.4%(標準税率)
固定資産税評価額は、公示価格(国土交通省が毎年公表している土地の評価額)の70%が目安とされ、市町村から送られてくる納税通知書で確認できます。
なお、住宅が建っている土地については、税負担が最大1/6にまで軽減される「小規模住宅用地の特例」など、住宅用地の特例措置が存在します。ただし、更地にはこの特例措置が適用されず、全額を納めることになります。※1

都市計画税

都市計画で指定された「市街化区域」にある土地には、都市計画税が課税されます。計算式は以下の通りです。
都市計画税 = 土地または家屋の固定資産税評価額 × 税率0.3%(制限税率)
都市計画税も固定資産税と同様、住宅用地については特例措置の対象となり、要件に合致すると、最大で1/3にまで軽減されます。※1
税金とメモ

管理費用

税金のほかにも、土地を適切に管理するためのメンテナンス費用が必要となります。たとえば、雑木の手入れをする際の機械の電気代、水まきや洗浄にかかる水道代などがあります。加えて、土壌流出が起きやすい土地では、土壌を保持するために養生を行う、植栽を植えるといった対策が必要となることもあります。
快晴の空のもとの更地

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土地管理にはどんな方法がある?

ここまでご紹介してきた対策をきちんと行っていても、完全に無断駐車を防げるわけではありません。では、無断駐車をされてしまった際にはどのように対処するとよいのでしょうか?いくつかの対処法をここから詳しくお伝えします。

自分で管理する方法

自分で管理する際には、主に草刈りや掃除、必要であれば看板や囲いの設置を行います。看板や柵を設置することは、不法投棄の予防にも有効です。
所有者自身で管理する場合は、上記でご紹介した固定資産税、都市計画税、管理費用など必要最低限の費用で管理することができます。また、自分のペースで管理できるといったところもメリットの1つです。
一方で、全ての管理を自分で行う必要があるため、手間がかかるといったデメリットもあります。土地が近くにない場合には、自宅と土地の往復にかかる時間と費用の負担が大きくなります。

外部に管理を委託する方法

外部の土地管理会社に委託することで、手間をかけずに管理することが可能です。わざわざ現地に行かなくても管理に関するレポートなどを受け取ることで状況が把握できるため、特に土地が遠隔地にある場合は有効な方法となります。
ただし、この方法では管理費用を支払うことになるため、自分で管理する方法と比べて費用の負担は大きくなる点に注意しましょう。かかる費用や時間を考慮して自分に合った管理方法を選択するとよいでしょう。
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土地を活用して収益を得よう!

先述したように、単に土地を保有しているだけで、固定資産税・都市計画税といった税金や、管理費用がかかります。また、自分で管理すると手間がかかり、管理会社に委託すると追加の費用が生じるといったように、2つの管理方法にもそれぞれのデメリットがあります。
土地には、空き地のまま管理し所有する方法のほかに、アパート・マンションの賃貸住宅経営や駐車場経営を行い、使っていない土地を活用することで収益を得ながら管理する方法があります。特に駐車場経営は、賃貸住宅経営に比べて初期費用を抑えることができ、準備期間も少なくて済むため、簡単に始められる土地活用の方法となります。
駐車場経営についても、オーナーさま自身で経営・管理を行う方法と、外部にこれらを依頼する方法があります。管理・運営を専門業者に一任できる「一括借り上げ方式」であれば、手間やリスクを大きく減らせるため特におすすめです。一括借り上げとは、土地を駐車場運営会社に貸し、運営会社から毎月賃料を得る方法のことで、稼働率に左右されず、毎月安定した収入が得られるといった特徴があります。
三井のリパークでは、豊富な実績をもとに土地に合ったプランを提供し、管理や運営にかかわる業務を全て代行しています。※2駐車場経営に興味がある方は、気軽にご相談くださいね。
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「土地管理」に関するよくある質問

この記事では、土地管理についてかかる費用や方法についてご紹介してきました。最後に次の3つのポイントをおさらいしていきましょう!

土地管理が必要な理由は?

土地を管理せずに放置していると近隣住民に迷惑をかけてしまい、トラブルに発展するケースもあります。このような事態を防ぐためにも、適切な土地管理を行うことが大切です。
●詳しくはこちら

土地管理にはどんな費用がかかる?

主に、固定資産税と都市計画税、土地を維持するための管理費用がかかります。また、管理会社に管理を委託した場合には委託費が発生します。
●詳しくはこちら

土地活用を行って収益を得る方法とは?

アパート・マンションの賃貸住宅経営や駐車場経営などがあります。駐車場経営は、アパート・マンションの賃貸住宅経営に比べて初期費用がかからないため、始めやすい土地活用方法となります。
●詳しくはこちら
※1 出典:国土交通省「土地の保有に係る税制」
https://www.mlit.go.jp/totikensangyo/totikensangyo_tk5_000073.html
(最終確認日:2023年3月28日)
※2 立地等によってはお受けできない場合もございます。建物解体、アスファルト舗装、外溝、固定資産税などの租税公課や町内会費はオーナーさまのご負担となります。
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