2023.11.09

コインパーキング経営とは?初心者でも成功するポイントを解説

コインパーキング経営は、土地活用として人気の方法です。初心者の方でも安心して手軽に始められるコインパーキングの経営方法や、成功のコツなどを解説します。
監修者:不動産コンサルタント 秋津 智幸
不動産サポートオフィス 代表コンサルタント。公認不動産コンサルティングマスター、宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー(AFP)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士。不動産コンサルタントとして、物件の選び方から資金のことまで、住宅購入に関するコンサルティングを行なう。

コインパーキング経営は人気の土地活用方法

所有はしているが何も利用していない土地や、相続したものの利用する予定のない土地がある場合、当然ながら、そのままにしておくより活用することをおすすめします。アパート経営やビル経営など、土地活用にはさまざまな方法がある一方、初期費用や運営の問題から断念している方もいるのではないでしょうか?
そのような方におすすめの活用方法が、ほかの土地活用に比べて初期費用を低く抑えながら始められる駐車場経営です。駐車場経営には大きくコインパーキング(時間貸し駐車場)経営と月極駐車場経営の2つがありますが、今回はコインパーキング経営を取り上げて運営方法やメリット、経営を成功させるコツなどを詳しく解説していきます。
●月極駐車場の経営の流れやメリットに関する記事はこちら
コインパーキング

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コインパーキング経営で土地を所有するリスクを軽減

まず土地や空き家をそのまま放置しているとさまざまなリスクが発生する可能性が高くなります。ここでは、どのようなリスクが発生するのかを具体的に紹介しながら、コインパーキング経営ではそれらのリスクをいかに抑えることができるのか見ていきましょう。

税金や維持管理費の支払い

土地や建物といった不動産を所有していると、たとえ使っていなくとも固定資産税や都市計画税といった税金がかかってしまいます。また、不動産を維持管理する費用も少なからず発生します。
不動産を所有している以上、固定資産税や都市計画税といった税金の支払いは避けられません。土地を活用して収入を得なければ、税金の支払いや不動産の維持管理費用が出ていくだけで資産はマイナスにしかなりません。コインパーキングに限りませんが、土地を活用することで税金や管理費用を上回る収入が得られれば、税金や管理費用の支払いで資産がマイナスになるリスクを回避することが可能になります。
●更地の固定資産税・都市計画税に関する記事はこちら
積み木とボールペンと電卓

維持管理に手間がかかる

更地や空き家を所有している場合、管理という手間があります。近隣の環境維持の観点から、除草や害虫駆除といった維持管理を行わなければなりません。特に空き家を所有している場合は、老朽化に伴う倒壊や景観の観点から、土地や建物の保全管理や清掃を行う必要があるでしょう。
空き家の適切な管理や、空き家の跡地の活用促進などについて定めた「空家等対策の推進に関する特別措置法」が2015年に施行され、2023年3月には空き家対策をより強化した内容へと改正されました。今回の改正によって、空き家の管理負担は今後避けられない可能性があります。
コインパーキングであれば設置費用を低く抑えられるうえ、一括借り上げ方式のような運営方式であれば、初期費用が不要になるだけでなく、運営管理の全てを任せることもできるため手間がかかりません。また、最終的な土地活用方法が決まるまでの間の短期の活用も可能で、更地に戻すことも容易にできるという特長もあります。
●「空家等対策の推進に関する特別措置法」について詳しくはこちら

トラブルが起こる恐れがある

更地や空き家は管理を怠ると、ごみを投棄されたり、建物や庭木に放火されたりといったトラブルを招く恐れがあります。特に空き家は、不審者の侵入や建物の老朽化による倒壊などのリスクもあり、倒壊によって近隣の住人や通行人に被害が及んだ場合は所有者が損害賠償責任を問われることもあります。
土地活用することでこうしたトラブルは避けることができ、特にコインパーキングであれば、運営方式によっては手間や費用をかけずに活用することができるため、立地次第ではぜひ検討したい土地活用方法です。
●空き家の活用方法に関する記事はこちら

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コインパーキング経営の種類

ここからは土地活用の1つであるコインパーキング経営の種類について解説していきます。
仕事中の男性

自主管理方式

自主管理方式とは、コインパーキング経営において、開設から運営に関する全ての業務をオーナー自身で行う方法です。開設と運営上の主な業務は以下の通りです。

開設

・市場調査
・敷地内の整備(舗装など)
・設備(精算機、ロック板、看板など)の選定・導入
・駐車場の料金設定
・宣伝活動

運営・管理

・設備の維持管理、保守、修繕
・クレーム、トラブル対応
・集金、清掃
このようにコインパーキングを経営するにはさまざまな業務があります。オーナー自身でこれらの業務全てを行う場合、業務量は多くなりますが、委託費をはじめとする費用が抑えられ高い利益率になるといったメリットがあります。

管理委託方式

管理委託方式とは、コインパーキングの管理業務を専門の業者に委託する方法です。具体的には、敷地の整備や設備の導入といった開設準備の費用はオーナー負担で行い、その後の管理は管理会社や運営会社に委託するため、委託料が発生するというものです。
掃除や巡回といった管理業務を委託できるほか、経営アドバイスをしてもらえる場合もあるなど、管理・経営の負担を減らせるメリットがある一方で、初期費用や委託費用がオーナー負担となります。

一括借り上げ方式

一括借り上げ方式とは、土地を専門業者に貸し、毎月賃料(借地料)を受け取る方法です。この場合、駐車場経営は土地を借り上げた専門業者が行うため、厳密には駐車場経営ではなく借地による土地活用となります。
この方式の場合、開設から運用管理の全てを駐車場運営会社が行うので、初期費用や委託料はかからないほか、経営や管理の手間もかかりません。また、駐車場の利用状況にかかわらず安定した収入が見込めるため、手軽に土地活用を始めたい方には最適な方法といえるでしょう。
メリットと書かれた積み木

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コインパーキングを経営するメリット

コインパーキング経営の方法をいくつか把握したところで、次はコインパーキング経営のメリットについて詳しくご紹介していきます。

初期費用が抑えられる

コインパーキング経営は建物を建設する必要がないため、マンションやアパートなどの賃貸住宅経営に比べて初期費用を抑えられます。特に一括借り上げ方式は、駐車場の運営管理を行う事業者が計画を含む開設準備、設備機器の設置費用の負担を受け持つケースが多くなります。
なかでも三井のリパークでは、計画を含め必要な機器の導入など全ての開設準備を自社の負担で行うため、土地の所有者は初期費用0円で土地活用を始められる点も魅力の1つです。※1

土地の制限を受けにくい

コインパーキング経営は、ほかの土地活用と比べて土地の広さや形を問わずに始められる魅力もあります。たとえば、アパートやマンション経営では狭い土地やいびつな形の土地の場合、建物を建てられないことがありますが、1~2台程度の駐車スペースを確保できる土地であれば経営可能なケースが多くあります。ただし、駐車や出入口の入出庫のしやすさなどは、稼働率に影響を与えることがあるため注意が必要です。

準備期間が短い

コインパーキング経営は上記のように建物を建てる必要がないため、半月〜1ヵ月ほどで運営をスタートできます。また、撤退の際も建物を解体する必要がないので、ほかの土地活用への転用や売却もスムーズです。そのため、短い期間だけでも土地活用したい場合にも適しているといえるでしょう。
●駐車場の経営の種類やメリットについて詳しくはこちら
売り上げに関する書類

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コインパーキング経営の年収はどのくらい?

コインパーキング経営を行った場合、年収はどのくらい得られるのでしょうか?ここでは例を挙げてコインパーキング経営のシミュレーションを行ってみましょう。※2
〈例〉
以下の条件で経営されるコインパーキングの年収
・1時間500円/台
・駐車台数7台
・稼働率(1日24時間のうち何時間利用されるかの割合)20%
1日あたりの売り上げは500円 × 24時間 × 20% × 7台 = 1万6,800円となり、月間(30日とします)に換算すると50万4,000円となります。年間(365日)では613万2,000円となり、ここから初期費用や税金を引くことで、おおまかな年収を把握できます。
ただし、上記はあくまで一例です。コインパーキング経営で得られる年収は、都道府県や立地などのエリア、コインパーキングの規模、経営方式、料金設定といった条件によって大きく変わる点にご注意ください。
●駐車場経営の年収やリスク対策に関する記事はこちら

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コインパーキング経営を成功させるポイント

コインパーキング経営を初心者でも成功させるには、必要なポイントを事前に踏まえることが大切です。以下では、コインパーキング経営を成功させるポイントを2つお伝えしていきます。

事前に市場調査を行う

コインパーキング経営を成功させるには、まずその土地に駐車場としてのニーズがあるかを事前にチェックする必要があります。コインパーキング経営に適しているのは以下のような立地です。
・周辺に空き地が少なく、駐車場も少ない
・駐車場があっても利用率が高い
・前面の道路の交通量がある程度多い
特に繁華街やビジネス街、病院など人の集まる施設に近い立地は駐車場の利用が期待できるためコインパーキングに適した土地となります。
また、近くのコインパーキングに関する情報をインターネットで検索したり、現地を実際に見て確認するのもよいでしょう。周辺の駐車場の最大料金をはじめとした料金設定や日中の利用状況などを知ることで、駐車場のニーズがどれだけあるかおおよそ分かります。もちろん、周辺の駐車場は競合する可能性が高くなりますが、事前調査で駐車料金を把握しておくと対策することも可能です。
積み木と電卓

収支のシミュレーションを行う

ほかの土地活用と比べて少ない初期費用で始められるコインパーキング経営ですが、事前の収支のシミュレーションは欠かせません。シミュレーションせずに始めてしまうと「思ったほど収入を得られなかった」「意外にコストがかかる」といった失敗につながりかねません。
収入を見積もる際は、利用料金の設定が重要です。周辺の駐車場の利用料金を調べて、まずは平均的な設定とするほうがよいでしょう。費用については、大きく「初期費用」と「運営コスト」に分けて見積もることが必要です。
初期費用は、土地の状態や駐車場の規模、導入設備、広告費などによって異なり、運営コストは税金や電気代、施設の管理・運用費用など、駐車場の規模や導入設備で異なります。
シミュレーションを行うには、以上のような収入と費用の概算について事前調査が必要になるため、個人で行うにはハードルが高いかもしれません。その場合は、専門の事業者に相談してシミュレーションや調査をしてもらうこともおすすめです。
●駐車場経営における税金について詳しくはこちら
駐車

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コインパーキング経営は三井のリパークにお任せ!

ここまで、コインパーキング経営の方法やメリット、成功させるポイントや注意点について解説してきました。ご紹介したように、コインパーキング経営はほかの土地活用方法に比べると初期費用を抑えやすいうえ、短期間で始められるため初心者にもおすすめの土地活用方法です。
一方で、相場を踏まえた料金設定や駐車場の保守管理、税金などを考慮する必要もあります。これらのハードルが高いと感じる場合は、コインパーキング経営のプロに頼ってみるのも1つの方法です。
三井のリパークでは、駐車場の計画から施工・運用まで幅広くサポートするほか、一括借り上げ方式では開設から運営まで全ての負担なく始められます。また、将来土地を転用する場合や売却をする場合のご相談にも対応できるのは、三井不動産グループならではのメリットです。土地所有者の方が安心してコインパーキング経営ができるようさまざまなサービスをご用意しておりますので、コインパーキング経営や、土地活用に興味をお持ちの方は、ぜひ三井のリパークにお気軽にお問い合わせくださいね。※1
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※1 立地等によってはお受けできない場合もございます。また、建物解体、アスファルト舗装、外溝、固定資産税などの租税公課や町内会費はオーナーさまのご負担となります。
※2 一例です
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