2023.12.14

コインパーキングとは?種類や料金設定、駐車料金を安く抑える方法などを解説!

コインパーキングとは、利用した時間分の料金を支払う駐車場のことです。この記事ではコインパーキングの種類や利用方法、料金を安く抑えて利用するポイントなどを解説します。
監修者:ファイナンシャル・プランナー 大石 泉
株式会社NIE.Eカレッジ代表取締役。CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士などの資格を保有。住宅情報メディアの企画・編集などを経て独立し、現在ではライフプランやキャリアデザイン、資産形成等の研修や講座、個別コンサルティングを行っている。
https://www.izumi-ohishi.co.jp/profile.html

コインパーキングとは?

コインパーキングとは、契約をしなくても、誰でも利用できる駐車場のことで、駐車場代として利用した時間分の料金を支払うことから、「時間貸し駐車場」と呼ばれることもあります。
コインパーキングにはいくつか種類があり、それぞれ入出庫時の方式や支払いのタイミングなど、利用方法が異なることをご存じでしょうか?また、コインパーキングの料金設定は、立地条件やどのくらい需要があるかによって変動します。
コインパーキングにあまりなじみがない場合、それぞれのコインパーキングの利用方法や、駐車料金を抑えて利用するコツなどをよく知らない方もいらっしゃるかと思います。そのような方に向けて、今回の記事では、コインパーキングの種類や利用方法、駐車料金の仕組みに加えて、料金を安く抑えるポイントなどをご紹介します。
コインパーキングの風景

コインパーキングの種類と利用方法

コインパーキングには、以下の一覧表のように、主に4つの種類があり、利用方法がそれぞれ異なります。
土地活用方法 ポイント ポイント
方式 仕組み 利用方法
ロック板式 車を停めるとセンサーが感知し、ロック板(フラップ板)が上昇すると課金が開始する 出庫時、精算機に車室の番号を入力し料金を支払う
ゲート式 コインパーキングの入り口や出口にゲートが設けられている 駐車前に駐車券を発券し、出庫時に精算機で料金を支払う
ロックレス式 ロック板がなく、駐車スペースに設置されているカメラやセンサーが駐車している車両のナンバーを検知する 出庫時、精算機に車室の番号を入力して料金を支払う
前払い式 車を駐車してすぐに利用時間分の料金を支払う。チケット発券後、その時間内で自由に車を入出庫可能 駐車後に精算機で利用時間分のチケットを購入し、見える場所に置く
コインパーキングには、上記のようにさまざまな種類がありますが、それぞれの使い方、料金表示の意味や見方などを知っておけばスムーズに利用することができます。慌てずに、正しく利用するために、知識として押さえておきましょう。

コインパーキングの駐車料金

コインパーキングの駐車料金の仕組みには、主に「通常料金」と「最大料金」の2つがあります。以下で、詳しく見ていきましょう。

通常料金

通常料金とは、「30分〇〇〇円」「60分△△△円」のように、あらかじめ設定された「利用時間あたりの料金」に基づいて、利用した時間分の料金が加算されることです。ただし、利用する時間帯によって料金設定が異なることもあり、その場合は同じ時間分の利用でも支払う料金に差が出ます。以下の例で詳細を見ていきましょう。※1
〈例〉8~24時は1時間あたり400円、24~8時は1時間あたり200円のコインパーキング
・8~15時までの7時間分利用する場合
8~24時の料金設定に基づき、「400円 × 7時間 = 2,800円」が支払う料金です。
・22~5時までの7時間分利用する場合
料金が変わる24時をまたいでおり、22~24時の利用分「400円 × 2時間 = 800円」と、24~5時の利用分「200円 × 5時間 = 1,000円」を合算した「1,800円」が支払う料金です。

最大料金

最大料金とは、時間ごとに加算される通常料金が一定の上限に達すると、それ以上は加算されなくなる料金システムのことです。通常料金と同様に、利用する時間帯によって、最大料金が異なるケースもあります。
たとえば、「8~24時 1時間あたり400円、最大料金1,500円」のコインパーキングを8~15時まで利用する場合、通常料金で計算すると7時間分の2,800円になりますが、最大料金が1,500円と設定されていれば料金は1,500円となり、それ以上の金額を支払う必要はありません。
ただし、最大料金が設定されているコインパーキングには、1日を超えて利用した場合に、最大料金が繰り返し適用されるケースと、適用されないケースがあります。最大料金が繰り返し適用されれば、2日間利用しても最大料金を2日分支払えばよいのですが、繰り返しの適用がされないケースでは2日目の料金が高額になることがあるため、ご注意ください。
なお、三井のリパークでは、インターネットサイト上で駐車料金の自動計算が可能です。これから駐車予定または現在利用中の駐車場の利用日、利用開始時間、利用終了時間を入力すると、利用料金を自動計算することができます。駐車場を利用する際、簡単に駐車料金の金額を調べることができますので、ぜひ利用してみてくださいね。
●三井のリパーク駐車場利用料金の自動計算機能のご紹介はこちら
コインパーキングの精算機

コインパーキングを安く利用するコツ

コインパーキングを利用するときは、できれば駐車料金を抑えたいものですね。ここからは、コインパーキングをお得に利用するコツをご紹介します。

周辺のコインパーキングと比較する

利用するコインパーキングを決める前に、周辺のコインパーキングの駐車料金を調べてみましょう。実は、近くにあるコインパーキング同士でも駐車料金の設定が異なることはよくあるものです。また、通常料金の時間単位が「15分ごと」「30分ごと」「60分ごと」のように異なる場合もあります。こうした情報を事前に検索すれば、駐車した後で近くにもっと安い料金のコインパーキングを見つけて後悔するのを防げるでしょう。
周辺のコインパーキングを調べる際には、専用アプリやサイトが役立ちます。三井のリパークの駐車場検索サイトでも、住所、駅名、ランドマーク名、駐車場名などのキーワードを入力するだけでスピーディな検索が可能です。ぜひご活用ください。
●駐車場検索はこちら

提携サービスを利用する

コインパーキングは、周辺の店舗や施設と提携している場合があります。たとえば、「提携している店舗で買い物をしたら2時間無料」というように、提携サービスによって駐車料金を割引してもらえるケースは多くあります。駐車場の周辺に店舗や施設がある場合は利用する店舗や施設に尋ねたり、コインパーキングの看板を確かめたりして、提携サービスがないかを確認するとよいでしょう。
なお、三井のリパークでは駐車場近隣の事業者さま向けに、駐車サービス券の導入支援を行っています。店舗や施設を経営中で、駐車サービス券の導入に関心をお持ちの方はぜひご検討ください。
●駐車サービス券の導入をご検討の方はこちら

定期券・回数券を利用する

同じコインパーキングを頻繁に利用している方は、定期券や回数券の利用を検討するとよいでしょう。コインパーキングの定期券には、いつでも利用できるものや、条件付きのものなどさまざまな種類があり、普通に支払うよりも安くなる可能性があります。また、回数券も割引価格で購入できるケースが多いため、おすすめです。
車を停めて検索をする女性

コインパーキングを利用する際の注意点

コインパーキングには誰でも気軽に利用できるというメリットがありますが、利用するときには注意すべき点もあります。ここでは利用時のトラブルを防ぐための注意点を2つご紹介します。

精算時には車室の番号をチェックする

ロック板式やロックレス式の場合、駐車料金を精算するときには、自分が車を停めた車室(1台ごとに区切られたスペース)の番号を精算機に入力します。その際、番号を間違えると、ほかの人の駐車料金を支払うことになるため、間違えないように注意しましょう。

料金についてよく確認する

コインパーキングは時間帯によって駐車料金が変わるケースが多いため、駐車する前に料金の表示をしっかり確認しましょう。また、前述のように、最大料金は1日を超えると繰り返しの適用ができる場合とできない場合があります。最大料金が繰り返し適用される場合は、最大料金に利用日数を掛けた金額を支払えばよいのですが、適用がされない場合は駐車料金が高額になってしまう恐れがありますので、ご注意ください。
木製の車のおもちゃと電卓

コインパーキングをお得に利用しよう!

ここまでコインパーキングの種類や利用方法、駐車料金の仕組みに加えて、駐車料金を安く抑えるコツや利用時の注意点を解説してきました。
コインパーキングは種類によって利用方法が異なり、利用する時間帯によって料金設定が変わることがよくあります。駐車料金を抑えて利用するためには、料金が安く設定されている時間帯や最大料金の設定をうまく活用したり、提携サービスのある駐車場を利用したり、周辺の駐車場とよく比較して利用目的に沿った駐車場を選ぶことがポイントです。ご紹介した情報を参考に、コインパーキングをお得に活用してみてください。
この記事では、コインパーキングを利用する方に向けて解説してきましたが、コインパーキングは土地を所有している方にとって気軽に始めやすい土地活用の方法の1つとして知られています。なぜなら、コインパーキングや月極駐車場といった駐車場経営は、マンションやアパートなどの賃貸住宅経営に比べて、初期費用を抑えて始めることができるからです。駐車場経営に興味のある方は、以下の記事をチェックしてみてくださいね。
●駐車場経営・土地活用に関するご相談・お問い合わせはこちら
●駐車場経営のメリットやデメリットに関する記事はこちら
●土地活用のメリットや注意点に関する記事はこちら
※1 一例です
駐車場経営
お役立ち情報一覧へ戻る
三井のリパークにご相談ください!
運営管理もすべて当社におまかせ!
初期費用 設備費用 運用費用 0円
※立地等によってはお受けできない場合もございます。 ※建物解体、アスファルト舗装、外溝、固定資産税などの租税公課や町内会費はオーナーさま(土地所有者様)のご負担となります。
コインパーキング経営なら三井のリパーク。
お気軽にご相談ください!