2025.07.17

コインパーキングの看板の役割と設置するうえでの注意点を解説

コインパーキングの看板には、料金やサービス内容を伝える役割があります。この記事では駐車場に看板を設置するときの注意点を解説します。
監修者:ファイナンシャル・プランナー 大石 泉
株式会社NIE.Eカレッジ代表取締役。CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士などの資格を保有。住宅情報メディアの企画・編集などを経て独立し、現在ではライフプランやキャリアデザイン、資産形成等の研修や講座、個別コンサルティングを行っている。
https://www.izumi-ohishi.co.jp/profile.html

コインパーキングにおける看板の役割とは

コインパーキング経営において、看板は非常に重要です。その役割を理解し、効果的な看板を適切に設置することが、コインパーキング経営を成功させる鍵になります。看板の役割としては、主に以下の3つがあります。
・利用者への情報提供
・アピールと集客
・誘導による安全性の確保
それぞれを詳しく解説していきます。
コインパーキングのP看板

利用者への情報提供

コインパーキングの看板の役割は、利用者に必要な情報を分かりやすく提供することです。看板が伝えられる情報は主に以下の4つです。
・駐車料金や最大料金
・利用可能時間や時間帯ごとの料金変動
・支払い方法や車種制限
・トラブル時の連絡先や利用規約
大きな文字や分かりやすいレイアウトで表示することで、利用者はスムーズに駐車場を選びやすくなり、安心して利用できます。また、看板には割引サービスといった付加価値情報を盛り込むのもおすすめです。ほかの駐車場との差別化、利用者の満足度向上につながる可能性があります。

アピールと集客

看板は駐車場の存在を周囲に強くアピールし、集客力を高めるツールです。道路から見やすい位置に設置されたP看板や空き状況を示す満空表示、目立つデザインを採用した看板は、ドライバーの目を引き、ほかの駐車場との差別化につながります。
特に、周辺に競合が多い場合、「最大料金○○円」「24時間○○円」など、お得なポイントを強調することで、利用者に選んでもらいやすくなります。どのような看板を設置するかで、売上にも影響するでしょう。

誘導による安全性の確保

看板は、駐車場内外での車両や歩行者の安全を確保するためにも不可欠です。具体的には、以下のような内容が必要です。
・「入口」「出口」などの明確な表示
・一方通行や徐行の指示
・出入口付近での一時停止や注意喚起
・無断駐車禁止や歩行者注意の案内
・防犯カメラ稼働中の表示
適切な内容を掲示することで車両の流れがスムーズになり、出会い頭の事故やトラブルを未然に防げるでしょう。

コインパーキングに設置する看板の種類

コインパーキングに設置する必要がある看板は、主に以下の4種類です。
・料金看板
・P看板
・誘導看板
・約款看板
駐車場の看板

料金看板

料金看板は、駐車場の利用者に駐車料金や利用時間、支払い方法などの重要な情報を明確に伝える役割があります。時間単位の料金や最大料金は、大きな文字と分かりやすい配色で表し、遠くからでも視認できる工夫が必要です。また、利用可能な時間帯のほか、現金のみや電子マネーの使用可否といった支払い方法を記載することで、利用者の混乱やトラブルを防げるでしょう。

P看板

P看板は、駐車場の存在を周囲に知らせるための看板です。道沿いや駐車場の入口付近に設置し、「P」マークやブランドロゴなどを大きく表示します。これは、遠くからでも駐車場の場所が分かるようにするためです。また、看板にコインパーキングのブランドロゴやシンボルが大きく表示されていると、利用者の認知度向上にも役立ちます。

誘導看板

誘導看板は、駐車場内外で車両や歩行者を適切に誘導するための看板です。入口や出口の案内、一方通行や徐行の指示、駐車スペースの番号表示など、利用者がスムーズに駐車できるようサポートします。車両の流れを円滑にし、事故やトラブルのリスクを軽減する役割があります。

約款看板

約款看板は、駐車場の利用規約や注意事項、免責事項などを詳細に記載した看板です。利用者と運営者の間で発生しうるトラブルを未然に防ぐために、禁止事項や損害賠償の範囲、緊急連絡先などを明記します。免責事項の内容を分かりやすく整理し、利用者が必ず目にする場所に設置することが重要です。

集客力アップを目指そう!コインパーキングに看板を設置するポイント

コインパーキングに看板を設置する際に心がけたいことは、主に以下の3つです。
・視認性を重視した統一感のあるデザインにする
・適切な位置に設置する
・強みを強調する
それぞれのポイントについて、詳しく解説します。
コインパーキングの料金看板

視認性を重視した統一感のあるデザインにする

遠方からでも瞬時に認識できるデザインにすることが大事です。統一感のあるフォント、文字の大きさ、色彩を使用し、ブランドカラーやロゴを看板に入れて、認知度を向上させます。夜間は、LED照明や反射材を活用して視認性を確保することがおすすめです。

適切な位置に設置する

デザインにこだわっても、利用者に見えなければ意味がありません。P看板は道路から見える位置に設置し、空き状況をリアルタイムでアピールします。ドライバーが、走行中でも気付きやすいように配慮して位置を決めましょう。

強みを強調する

強みを強調し、他所と差別化する表現が効果的です。たとえば、「24時間最大○○円」や「監視カメラ完備」といった特徴があれば、分かりやすくアピールします。EV充電可能であれば、専用ロゴを追加して特定層のニーズを満たしましょう。また、大手駐車場運営会社が管理する駐車場なら、看板でブランドをアピールして利用者に安心感を与えられます。

コインパーキングに看板を設置する際の注意点

コインパーキングに看板を設置する際の注意点は、主に以下の3つです。
・景観条例や地域の規制を確認する
・正確で明確な表記をする
・定期的なメンテナンスを行う
それぞれを解説していきます。
住宅街にある駐車場

景観条例や地域の規制を確認する

看板の大きさや色、設置場所については、自治体ごとに規制が設けられていることもあります。特に、住宅地や歴史的な街並みの地域では、派手な色や大きな看板が禁止されていることもあるため、各地方公共団体の屋外広告物条例や景観条例を確認しておきましょう。

正確で明確な表記をする

「最大料金」や「利用可能時間」については、利用者に誤解を与えないように表記する必要があります。「24時間最大料金」や「当日最大料金」などの利用システムは、誰が見ても分かるように大きな文字で明記しましょう。小さな文字や曖昧な表記は、トラブルやクレームの原因になってしまうことがあります。
しかし、適切な看板を設置していても、トラブルが絶対起きないとはいいきれません。万が一のトラブルに対応するには、駐車場運営会社による一括借り上げ方式での駐車場経営がおすすめです。運営管理はもちろん、利用者からのクレームや近隣トラブルにも対応してもらえます。三井のリパークなら丁寧な運営管理はもちろん、全国規模で多数の駐車場運営をしているため、ドライバーからの認知度は高く、見慣れた看板でアピールできるでしょう。
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定期的なメンテナンスを行う

看板は風雨や排気ガスの影響で劣化しやすいため、定期的な交換や修理が必要です。文字や色が薄くなったり、破損したりといった状態で放置すると、利用者の信頼を損なうだけでなく、売上にも悪影響を及ぼす可能性があります。メンテナンスの時間がない、方法が分からないという場合は、駐車場運営会社に管理をおまかせするのがおすすめです。

コインパーキングの看板でお悩みの方は駐車場運営会社に相談しよう

コインパーキングの看板は、情報を伝達し、集客を促進するための重要な手段です。なかでも適切なデザイン、配置、明確な情報提供、法令の遵守は、コインパーキング経営に欠かせない要素です。しかし、自主管理で駐車場を経営する場合は、看板の手配やメンテナンス作業など、さまざまな手間がかかります。
三井のリパークでは、一括借り上げ方式による駐車場経営を行っています。定期的な清掃や巡回のほか、24時間365日対応のコールセンターによって、トラブルが起きてもスムーズに対応できます。また、一括借り上げ方式であれば、コインパーキングに必要な設備の調達から設置、管理・運営まで費用はかかりません。(※1)
三井のリパークは全国47都道府県で駐車場を展開しており、確かなブランド力によって多くのドライバーに利用されています。駐車場経営をご検討の方、自主管理から管理会社の運営へ切り替えをご希望の方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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※1 立地等によってはお受けできない場合もございます。また、建物解体、アスファルト舗装、外構、固定資産税などの租税公課や町内会費はオーナーさまのご負担となります。
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※立地等によってはお受けできない場合もございます。 ※建物解体、アスファルト舗装、外溝、固定資産税などの租税公課や町内会費はオーナーさま(土地所有者様)のご負担となります。
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