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東京都杉並区で駅前の土地を活用する熊倉様ご夫妻。土地活用を通じて、地域貢献を実現しています。
親が高齢になり、土地の管理を任されたことをきっかけに検討を始めました。細長い変形地のため活用が難しい土地で、20年以上も更地でビニールシートを張ったままにしていました。その前は草がボーボーになってしまっていた時期もあります。空き地のままでは、鳩に餌を与える人に注意をするべきかなど、困った問題が起きることもありました。
しかしこの土地の形状では、車は入らないし建物も建てられないので、活用するには駐輪場しかないと思いました。もともと他社で駐車場をやっていたので、初めはその会社に相談をしたのですが、「駐輪場はやっていない」と断られてしまいました。代わりにバイク置き場のご提案をいただきましたが、近くの商店街に違法駐輪が多かったこともあって「せっかくなら駐輪場をやりたい」と、駐輪場だけでも対応できる会社を自分で探すことにしました。
駐車場については飛び込み営業も多いのですが、駐輪場のご提案をいただくことはほとんどありませんでした。駐輪場をやっているところでも、営業担当が積極的でなくて「脈なしだな」と感じました。そういう会社は、社内での「自転車に対する位置付け」が車に比べて低いのではないかと思います。こちらから「駐輪場」と言うと相手のモチベーションが下がってしまうような印象を受けました。お付き合いでやってくれるような会社にお願いしてもうまくいかないと思いました。
そこで、インターネットで「駐輪場」ができる会社を探して三井に電話をしました。するとすぐに対応してくれたので、三井に決めました。問い合わせをしてから提案までの対応がとても早かったです。
対応もとても早かったですし、駐輪場を作りたいという想いに応えてくれたと思います。違法駐輪が減ることで街が綺麗になるのはすごく嬉しいですからね。
対応の早さだけでなく、収益に関する提案をしっかりしてもらえたのもよかったですね。駐輪場を作るに当たっては杉並区から補助金※が出るのですが、当時私たちは補助金に関してまったく知らなかったので、そのあたりを含めて教えてくれたことはありがたかったです。その申請をするときにも三井の営業担当がしっかりとフォローしてくれました。
※補助金の有無及び内容は行政区によって異なります。また変更になる可能性もあります。
駐車場は経験がありましたが、駐輪場は初めてだったので、事業採算性や投資効率は非常に気になるところでした。駐輪場は1日駐めても100円程度と単価が低いですし、駐車場に比べて投資効率が悪いのではないかといった不安はありました。また、今までなかったところに新たに駐車場を作るので、「利用者が少なかったらどうしよう」といった心配もありました。三井は、マーケティングに基づくデータを提示しながら提案してくれたので、安心して任せることができました。
台数も第一駐輪場だけで140台あるのですが、「よくそんなに入ったな」という印象です。レイアウトを工夫して提案してくれました。
2017年10月にオープンしてすぐはそれほど埋まっていませんでしたが、徐々に認知されていきました。オープン当初は気になってよく見に行っていましたが、毎週少しずつ増えていく印象でした。
そして数ヶ月後には140台の駐輪場では足りなくなってしまうまでになりました。もともと駅前にあった違法駐輪は多くでも数十台でしょうから、新たなニーズを掘り起こしたのではないかと考えています。駐輪場には潜在ニーズがあると思います。駐める場所がないから自転車を使っていないという人も実は多い。そうした人たちが、駅前に駐輪場を作ることによって、自転車で通勤・通学できるようになったのだと思います。
実際に、私たちの土地だと知っている方からも喜んでもらえています。友人たちからも「自転車が使えるようになって良かった」と言われました。
お陰様で第一駐輪場が好評で「溢れちゃうから、作るしかない」といった感じでしたね。第二駐輪場を併設した土地は、広くて地形も悪くないので全て駐車場にしても良かったのですが、この地域で困っているのは車よりも自転車の置き場でした。そこで地域の方に喜ばれる駐輪場を併設した駐車場を作ることにしました。
第一駐輪場に隣接する土地で、以前親が経営していた工場が建っていました。何十年も使わないままで、今は第一種低層住居専用地域になってしまったので店舗等にも貸すことが出来なくて、どのように活用しようかと悩んでいました。
せっかくなら何か地域に貢献することがしたくて、保育園なども検討しました。駅前ですが緑も川もあって、ここで子どもが遊べる施設ができたらいいなと思って。でも、土地の形や規制の問題があって、事業採算性の面からも困難が多くありました。土地の裏が崖地だったため、保育園を作るには周囲に擁壁を作る必要がありました。必要な擁壁を作るだけでも建物が建つくらいの費用がかかってしまうような状況でした。
他にも、「集合住宅を建てませんか?」といったご提案もありましたが、駅前にアパートが建つイメージができなくて、すべてお断りしていました。事業性はあったかもしれませんが、それよりも地域に喜ばれることに土地を使いたいと思っていました。
そこを自転車108台の駐輪場を併設した第二駐輪場にしたのですが、最近では第二駐輪場も満車になる日が増えてきて、やはりまだまだ潜在ニーズがあったのだなと思っています。
複数の会社とお付き合いがありますが、それぞれに社風があって、会社によって全然違います。三井は「営業の方が非常に熱心」という印象です。監視カメラを設置してくれたのも良かったところです。駐車場の近くに川があったり、奥のほうは少し暗い場所もあるので、監視カメラがあることは安心につながります。三井の営業はオーナーに沿った提案をしてくれていると思います。
他には、建物解体、整地や舗装の業者の斡旋にも満足しています。調整事も三井が間に入ってサポートしてくれましたし、紹介してもらった業者の対応もしっかりしていました。
建物を解体してみたところ、土が足りないということが分かりました。土の量というのは更地にしてみて初めて分かるものです。土を入れるとなると大きな話なので、普通はそこで工事が一旦止まってしまうものですが、三井の紹介してくれた業者は円滑に進めてくれたので驚きました。駐車場を始めるにあっては、どのような協力会社があるかということも重要なんですね。
近隣からの要望はすべて三井に入るので、普段は何か問題が起きても、私たちに連絡が来るようなことはありません。駐車場機器の設置工事を始めるときも、三井の担当者が事前に近隣へ挨拶をしてくれました。その時に、隣接する敷地の方から「不特定多数の人が隣地に出入りすると不安だから、境界に高さのあるフェンスを設置してほしい」という要望があったと三井から報告・相談を受けました。そこで、私たちが費用を負担して、三井にフェンスを設置してもらうことにしました。近隣の方からの要望には私たちもなるべく応えたいと思っているので、挨拶回りでしっかりと要望を聞いて相談してくれたことはありがたかったです。
駐車場オープン後も、私たちに直接苦情がくるようなことは無いですね。フラップに正しく停めない不正駐車を見つけたときは三井に通報するようにしています。 あとはつい最近、車がぶつかってフェンスが壊れてしまったということがありました。近くで工事をしているのですが、大きな荷物を積んだ工事車両がぶつけてしまったようです。その時も三井が窓口となり相談に乗ってくれたので、特に私たちが困るようなことはありませんでしたがそれが一番のトラブルでしょうか。
今後も利用者にとって使いやすく、綺麗に維持され、苦情などもなければいいと思います。
例えば落ち葉などは仕方がない部分もありますが、雨の日に葉が落ちるとアスファルトに張り付いてしまうので、天候にかかわらず常に綺麗な状態が保てるような清掃方法が見つかるといいですね。
それから、監視カメラの台数がもっと増えれば街全体の安全にもつながると思います。将来的に、画像認識で不正駐車の警告が出来たり、全ての駐輪場が電子マネーで支払えるようになると更に良いですね。不正駐輪についても、防犯カメラと画像解析などを組み合わせて自動的に検知して通報されるようになって欲しいです。不正駐輪は事業的には大した問題ではありませんが、きちんとルールを守って使われている方の気分を害してしまいますから、そういった新しい技術を取り入れた今後の発展も期待しています。